「自分の気持ちの伝え方2」でステップ2『相手との距離感を見極める』について書きました。
「自分の気持ちの伝え方3」ではステップ3『シンプル&あっさり&プラス表現』についてです。
自分のことを伝えるのには「伝えたいことの根幹は何か」「考えの基になる価値観」がわかっていないと難しいのですが、価値観や自分の軸については以前書いたブログを見て下さればと思います。
目次
前回からの確認:
・友好な関係に対しての「自分の気持ちの伝え方」に限定しています。
・伝えるための3つのステップ
ステップ1「本当の自分の気持ちを知る」
ステップ2「相手との距離感を見極める」
ステップ3「シンプル&あっさり&プラス表現」
今回はステップ3です
自分の気持ちの伝え方2ステップ3「シンプル&あっさり&プラス表現」
伝えるというのは自分だけでなく、相手があることですよね。
ですので話せば何でもいいという訳ではなく、相手に「伝わりやすい話し方」というのがあります。
受け入れやすい話し方の人は、明るく、雄弁な人ばかりという訳でもなく、もの静かな人や落ち着いた印象の方もいます。そして「またお話したいな・聞きたいな」「応援したいな」と思うのです。
ちなみに話し方の特徴はこのような感じです。
シンプル
あっさり
プラス表現
前向きな話や「○○してみようと思います!」などの改善策などで話を締める
相槌は「なるほど」「そうなんだ」「それで?」「すごいね」「それはどういうこと?」など後押ししたり、自然と話を引き出すものになります。
さらに最後に前向きな話で締めるので、「頑張りましょう!」「応援してます!」と背中を押したくなります。
聞き手のぱんダリオンをもすっきり、元気に。
愚痴を聞いたはずが、なぜかまた話したい人になっています。
一方で笑いながら話しているのに、なぜかアドバイスしたくなったり「それって〇〇なんじゃないですか?」と意見を挟みたくなったり、聞けば聞くほど「大丈夫ですか?」と心配になってしまう方もいます。
ぱんダリオンがお節介で心配性という側面は否めませんが、スキンケアのカウンセラーという仕事柄お客様から聞いたら話をスルーはしにくいのです。
「受け入れにくい」話し方の特徴はこんな感じです。
話が長い
当事者以外は理解しにくい状況の詳細まで説明
マイナス表現・愚痴の分量が多い
仕方ない、今でも十分対応している…など諦めや現状維持で話を締める
例えば「仕事が忙しくて、ストレスが貯まっている」という内容の場合。
聞いてもわからない程に細かい人間関係や専門的な内容の説明、具体的な会話の一言一句ややり取りまで話してくれます。
わからないままだと理解が難しいので「その人とはどういう関係ですか」「その仕事は〇〇な感じですか」など状況確認をして、口を挟んでしまうので益々話が長くなります。
話してる本人もあちこちに話が飛ぶので、元々の話したいことを忘れて、着地点がわからなくなっているような時も…。
その上で「でも○○だからすぐには辞められないし、自分なりに対処してるし大丈夫です。」「でも仕事ってそんなものだし、○○だから仕方ない。」など最終的に現状維持という結論で終わったら「受け入れにくい」話し方確定です。
聞いてる側からしたら「こんなに長い話を聞いて、この時間は何だったんだろう」「何を伝えたかったのかわかりにくいし、モヤモヤする」二度と話を聞きたくないと思われても仕方ありません。
話してる本人も話しても伝えたいことが伝わらず、発散もできず。
さらに必要のない意見やアドバイスをされてしまったら、お互いにとって貴重な機会が勿体ないです。
対策は
難しい言葉、長くダラダラ、マイナスの表現は避ける
細かい状況や説明は省き、伝えたい事だけに要約する
最後に我慢や現状維持で終わらない
質問に対しては、簡単に答える (単語1~3語程度で短く、詳しい説明は不要)
ちなみにこのタイプは話をしてると、アドバイスされたり、否定されたりしてるように感じやすく、話しは好きなのにすると余計にストレスが溜まることもあって勿体ないなと思います。
コミュニケーションが苦手と感じる場合は過去記事もご覧下されば嬉しいです。
ぱんダリオンも身近な人に話すとつい意識せず、後者の「伝わりにくい」話し方をしてしまう時があります。
お互いに気持ちよく、楽しく会話を進めるためにも、ぱんダリオンと一緒に伝え方を工夫してみませんか?
「自分の気持ちの伝え方4」は伝える時の注意ポイントです