「自分の気持ちの伝え方1」で『伝えるための3つのステップ』とステップ1『本当の自分の気持ちを知る』について書きました。
「自分の気持ちの伝え方2」ではステップ2『相手との距離感を見極める』についてです。
自分のことを伝えるのには「伝えたいことの根幹は何か」「考えの基になる価値観」がわかっていないと難しいのですが、価値観や自分の軸については以前書いたブログを見て下さればと思います。
目次
前回からの確認:
・友好な関係に対しての「自分の気持ちの伝え方」に限定しています。
・伝えるための3つのステップ
ステップ1「本当の自分の気持ちを知る」
ステップ2「相手との距離感を見極める」
ステップ3「シンプル&あっさり&プラス表現」
今回はステップ2です
自分の気持ちの伝え方1ステップ2「相手との距離感を見極める」
子供の頃は距離感なんて考える必要なく、いつでも素のままに過ごしていました。
でも大人になるといつでも素の自分のままで居るにはリスキーな相手に遭遇することもあります。
距離感を間違えるとトラブルやすれ違いが起きたり、思いがけず傷ついたり。
親しいと思って何でも話していたけど、実は相手はそうでもなかった…というのは誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
一方で昔のぱんダリオンと同じように広めに人と距離をとって、よそいきの自分で多くの時間を過ごすというのもそれはそれで疲れるものです。
どのような選択をするにしても、大まかな目安を決めておくと人との距離感で迷った時の判断材料になります。
ぱんダリオンの場合は大きく相手との関係で分けています。
1. 自分の分身ような人(パートナーや親友等) 基本何でも話す(人生を共有している)
2. 家族、友人などプライベートな関係(親、子供、兄弟、古くからの友人等)
ビジネス、学校・サークルや習い事などの繋がりや利害がなくても会いたい友人
心配をかけない範囲で話す(楽しい時間を共有している)
3. ビジネス、学校・サークルや習い事などの繋がりで定期的に会う関係
基本プライベートの話はしない、聞かれたことには答えられる範囲で答える
(仕事や学校、サークルでの共通の目的を共有している)
見極めのポイントは相手と何を共有するか、何を共通目標として進んでいるのかです。
感情が先立って冷静に考えられない時「この人と共有する物は何なのか」と基本に戻ることで、客観的な視点に立てスタンスが見えてきます。
家族との関係は個人や年齢・ライフステージなどによって変わります。
また友人・仕事関係と一口にいっても、そこから親友になる人もいますし、その時々で関係性も変わるので定期的に見直しています。
自分からの感覚だけでなく、相手にとってほどよい距離感というのもありますよね。
相手が離れた時は無理に近寄るのではなく、その方にとってほどよい距離を保つことも必要です。
自分では距離感がわからないという場合は、ごく親しい人や客観的な人、利害関係にない人等がくれるアドバイスに耳を傾けてみるのもありです。
相手別: 自分の気持ちの違い
例えば「Aさんから3日前に送ったメールの返信がない。その後の段取りもあるのに動きがとれなくてモヤモヤしている」という場合。
ぱんダリオンはせっかちですぐイラっとするタイプなので、まず怒りのような感情が先立ちます。冷静になるために時間をおいている間に本当の気持ちを考えます。
そうすると同じような状況のモヤモヤ、イライラでも、相手が分類1なのか2なのか、または3かで感情の振れ幅はかなり違うのがわかります。
分類1 自分の分身ような人 > 分類2 家族、友人などプライベートな関係 > 分類3 ビジネス、学校などの繋がりで会う関係
分類1の場合、「悲しい」「無視や後回しにされてるようでさみしい」「何かあったのではないかと心配」
分類2の場合は「寂しい」という感情はあまりなくて、単に「無視や後回しにされてるようで悲しい」とかあるいは「何かあったのではないかと心配」
分類3では感情よりは、同じ目的のために「連絡がなくてどうしたらいいのか困惑している」
ぱんダリオンならこのように感じるのではないかと思います。
「自分の気持ちの伝え方3」ではそれぞれの分類の相手に「どのように伝えるか」です