自分で肌を痛めてる人がほとんどです

 ぱんダリオンは長年スキンケアカウンセラーをしていますが、初来店のお客様の90%以上はお肌がデリケートな状態でいらっしゃいます。

 よくよくお話を伺ってみると、そのうち大多数は日頃行っているスキンケアや生活習慣で自らお肌を痛めている様子。

 誰もが「お肌を潤したい」「キレイになりたい」という気持ちでしているスキンケア。
 それがかえってお肌を痛める事になっているというのはショックですよね。

 そこで今回はお客様とのやり取りを基に「自分で肌を痛めてしまう」理由や原因・対策などを考えてみます。

自分で肌を痛めてしまう原因は?

肌の状態が良くわからないから

 今の自分の肌状態が良いのか悪いのかわからない方は多いですし、仕方ないとも言えます。

 例えば全身で考えてみても、自分自身の身体が健康かどうかの判断は意外と難しいもの。
 体や心が疲れているとは気付かずに無理して風邪を引いてしまったり、体調を崩してしまったり、ということはよくありますよね。

 お肌も同じで過敏な状態になっていることに気付かずに新しい化粧品やエステを試したり、一生懸命マッサージしてみたり…良かれと思った行動が余計に肌を痛めてしまう結果になってしまうのです。

 ぱんダリオンは初めてカウンセリングをするお客様の肌理(キメ)を必ず見ますが、キメが薄くなったり、乱れていたりする方が90%以上 

 キメはお肌の健康のバロメーターですが、キメの状態が悪く、肌のコンディションがイマイチでもそれが当たり前になってしまっているようです。

肌質がわかっていないから

 一見脂性肌でニキビや毛穴が気になる方でも「乾燥」が原因となっていることがあります。

 また「昔から赤みがあるから」「元々敏感肌だから」という方は「自分なりに試行錯誤してきたけど結局全然変わらない」と気にしないようにしたり、諦めていることも多いです。

 お医者様の中にはきめ細かくカウンセリングをして、個々にあった治療をしてくれる方もいます。でもそういった素晴らしいお医者はまだまだ少なく、出会える確率は相当低いものと思われます。

 自分が元々持っている肌質を誤解していたり、肌質に対応したスキンケアがわからない方がほとんど。

 そのために本来のお肌を取り戻すことが出来ず、結果として肌を痛めた状態が「普通」だと思い込んでいる人が多いと実感しています。

今のスキンケアが肌に与える影響がわからないから

 誰でも「肌に良いと思ってしているスキンケアが肌を痛めている」とは思わないので「痛めている事に気付いていない」という人が非常に多いです。

 そして自分の肌に合わない刺激的なスキンケアに挑戦して、気付いたときには皮膚科に行かなければならない程に肌を痛めてしまいます。

 恐らく皮膚科を受けた多くの方が言われたことがある
「化粧品を使うのを止めて下さい」
 それほど合わないスキンケアやメイクアップが、肌を痛める原因になっているということです。

 特に女性の場合は外出する際にスキンケアやメイクをしない訳にはいかないという気持ちが先立つので、肌にトラブルが出ていても化粧品を使い続けがち。

 ぱんダリオンが担当させて頂いてるお客様でも、肌が赤くなったり、しみたり、かぶれたりしてても当該化粧品やメイク用品を使い続けている人は本当に多いです。

 肌トラブルが起こった化粧品を「買ったばかりだから」「勿体ないから」と使い続けている人がいますが、化粧品は開封して短期間で腐るものは少ないです。
 使用を一旦止めて、化粧品の添書の通り保管しましょう。

 「配合されている成分が合わない」場合はその後も使わない方が良いですが「一時的に刺激になってしまった」場合は肌が回復したら使えるようになることもあります。

 胃腸の調子が悪い時に消化の良いものを食べるとの同じです。
 肌の調子が悪い時は肌トラブルの原因と考えられるものは遠ざけ、刺激の少ない化粧品で様子を見ます。

大人になると生活習慣が乱れるから

 「生活習慣とか健康は年を重ねてから気にするもの」と20代の頃は思っていました。

 もちろん20代であっても影響はあり、回復力が高くなんとか現状維持をしているだけで数年後に表れるのです。
 30代以降は、年を重ねるごとに生活習慣の体に与える影響の大きさが身に染みてわかるようになります

 生活習慣を整えるといわゆる「健康」だけでなく「肌の美しさ」「スタイルを保てる」「太りにくくなる」「年齢より若々しく見える」等たくさんのメリットがあることがわかります。

 そのためぱんダリオンは常々「日頃の生活習慣がお肌や体を作っている」とお客様にお伝えします。

生活習慣に関わるものは?

栄養バランス
睡眠
運動
ストレス
お酒、タバコ、スイーツ、カフェインを含む飲み物などの嗜好品
姿勢
外食、中食メイク
化粧品、日焼け止め  …等

 有り難いことに、子供の頃は親や周りの大人がこれらを上手にコントロールしてくれました。
 大人になると自由な生活を送れる代わりに、自分で気を付かずに心の赴くままに過ごしてしまうと生活習慣は乱れるばかりです。

自分を知りましょう

 自分でお肌を痛めないためには、まずは自分のことを知る必要があります。

肌の状態

肌質

スキンケア、メイクアップなどが肌にどんな影響を与えているか

生活習慣は乱れてないか

 自分の体や肌を知って、より良い生活習慣を身に付けるだけで健康と美容面でメリットがたくさんあります。
 少しの手間でお金をかけずに出来ることがたくさんありますので、面倒なことが嫌な人やコスパを追求する人こそまずは自分の体やお肌、生活習慣を見直すことをおすすめします。

 並行してお肌を痛めるような刺激の強い化粧品やスキンケアや美容をしていないか見直し、肌の状態や肌質について意識を向けることから始めてみましょう。

 例えば化粧品・スキンケア・メイク用品・日焼け止め等を使って「赤くなる」「ピリピリする、しみる」「痒くなる」「痛い」「腫れる」「熱をもつ」などは要注意の反応です。

 これらの反応が出たら、思い当たるアイテムや方法はすぐに止めます。

 原因はその時の肌状態かも知れませんし、化粧品やメイク用品の成分かも知れません。
 短期間では原因はわからないものですので、反応した時の記録をノートやメモに書き留めデータを蓄積するとだんだん傾向がわかってきます。

 自分のことは意外とわからないものですので、指摘してくれたり、相談に乗ってくれる存在は貴重です。
(スキンケアカウンセラーをしているぱんダリオンとしては)困った時にすぐにコンタクト出来て、かつ信頼できる専門家を見つけることをお勧めします。

まとめ

 「キレイになりたい」という気持ちでしているスキンケアがお肌を痛める原因やその対策について考えてみました。

自分で肌を痛めてしまう原因は?

_肌の状態が良くわからないから
_肌質がわかっていないから

_今のスキンケアが肌に与える影響がわからないから

_大人になると生活習慣が乱れるから自分を知りましょう

 自分に合うスキンケアをすれば、誰でもより良いお肌の状態を保つことができます。
 そして良い肌の状態を知ることができれば「自分本来のお肌は思ったよりキレイ」だと思えるはずです。

 その為にも高い化粧品やエステ・美容皮膚科に行く前に、まずは肌を痛める原因や肌質・肌の状態を知る・スキンケアや生活習慣の見直しなど出来ることから始めてみてはいかがでしょうか?

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