若手社員が「会社の電話に出ない」「欠勤の連絡がLINEで来る」とお客様から聞いていました。
40代のぱんダリオンは当初驚いていましたが、最近は「その気持ちわかる!」という風に変化しています。
有名な事業家の方でも「電話には出ない」と公言していて、賛否両論意見が飛び交っています。
というよりも「電話をすぐにかけてくる人は仕事ができない」という部分が意見の分かれるところなのだろうと思いますが…基本は賛成です。
そこで大切な人とのコミュニケーションではなく、ビジネスでの連絡ツールとしての「電話」について、電話嫌いなぱんダリオンが全く公平ではない視点で考えてみます。
目次
電話をすぐにかけてくる人は仕事ができない?
ぱんダリオンがYesかNoかで答えるとしたら「No」です。
「電話をすぐかけてくる人は仕事ができないと思いますか?」
思う 40% 思わない 60%
いろいろな統計を見てみたところ思わないと答えた人がわずかに多いですね。
ただ40%が「思う」という事は、5人のうち2人は「仕事ができない」と思っているということ。
ですので単純に「メールより電話の方が早いから…」などという理由では、相手によっては仕事ができない人というレッテルを貼られてしまう事になります。
電話をしてくる人が仕事ができないと思われる理由
「思う」と回答した人も「思わない」と回答した人でも、理由を見てみたら「場合による」という回答が多かったです。
ぱんダリオンも選択肢があるなら「場合による」というのが一番近いです。
回答した人の理由をいくつかピックアップしてみます。
- その時の状況による
- 電話が嫌い。LINEやチャット・メールで良い。
- 仕事ができないとは思わないが相手のことを考えていないと思う。
- 電話は相手の時間を拘束してしまうので、基本はメールやチャット。会話が必要だと判断した時のみ電話する。
- 仕事ができないというよりも、すぐ「きく」なら考える能力がないのかと思う。
- すぐ電話してくる人は自分の中で整理できてない、文字にできない人だと思う。
- 気づかない時もあるので、メールより電話してくれる方が助かる。
どの理由も納得です。
ポイントは「すぐに」というところで、相手の都合や状況を考えないというのが問題のようで、一概に「電話をしてくる人=仕事ができない人」という考えではない人がほとんどです。
電話は突然「相手の時間を奪う」という意見もあり、これはある意味その通りです。
ただ相手の時間に割り込むだけの「意味のある」内容であれば誰もが歓迎なのではないでしょうか。
電話に対する認識がこれだけ人によって違うのであれば、ビジネスマナーとして「何分くらい電話でお話したいのでお時間いただけますか?」という確認を事前確認するだけで「配慮のある人」という評価に繋がりそうです。
電話の最大の問題は?
電話の最大の問題は相手の状況・反応が見えないことです。
日本ではの本音を言わない文化があるので口先では「大丈夫です。」と言っていても、電話の先では眉間に皺を寄せたり、貧乏ゆすりしながら話しているかも知れません。
切った後に「今の内容メールで良くない?」とか…。
相手だけでなく、相手先に同席者がいる場合や電話しにくい場所で周りに迷惑をかけたりするかも知れません。込み入った内容なら話す場所を選びますし、時間がかかればその後のスケジュールにも影響があるかも知れません。
話し始める前に「○分くらいお時間大丈夫ですか?」「○○の件で○点確認したいのですが…」等と確認したり、10分以上の長い電話は事前に連絡をするというのが理想ではないでしょうか。
ぱんダリオンの実感では事前に連絡する人は少数派です。
ちなみに「何分以上から長電話と感じるか?」
仕事だと5~15分程度のようです。
確かに用件がまとまっていればその位で収まることがほとんどです。
多少込み入っていても事前に話す内容をまとめていれば15~20分程度でしょうか。
取引先や顧客対応の電話でも30分。
それ以上だったら別途約束をするのがマナーのようです。
プライベートだとコミュニケーションの意味合いが強くなるので、比較的長く30分~120分と幅が広いです。
電話をかけて嫌われるのはこんな人
以下のように短絡的だったり、自分勝手だと嫌われてしまうようです。
- 調べればわかることをすぐ人に聞く
- 電話が嫌いな人に配慮なく電話する
- いつでも理由なく電話
- 話した方が早い、文字を打つのが面倒という理由で電話を多用する
- 緊急性がない内容で電話する
- 余計な話が多い。遠回しだったり、まとまっていない話。
- 仕事のコミュニケーションという名目の暇つぶし、またはストレス発散相手にしている。
「電話でなければいけない仕事」というのは、最近かなり少なくなっています。
『電話だと一対一のやり取りなので、他の人と共有するのに別途伝える必要がある』
『電話は情報漏洩の問題もある』
『記録が残らないので「言った言わない」という問題を防ぐため、ビジネスでは必要最低限にする』
このような意見は危機管理の観点からも多数です。
電話でなければいけない場面以外では出来る限りメールやチャットなどのテキストでやり取りし、共有しやすい、または記録が残る形が理想というのが最近のビジネスマナーだとわかります。
電話はうまく使えば信頼度が上がる
ぱんダリオン自身も電話にすぐ出られない時は多いですし、急ぎの用件以外はこちらからかけ直すという形にすることも多々あります。
基本はメールやチャットとしておけば、短時間で何度も着信があった時に緊急の用事だろうとすぐ判断できます。
電話は目的に合った使い分けができればとても便利なツールです。
基本はメールやチャットで、必要な時のみ電話。
電話はせずにできるだけ短時間で終わらせる。
話したい内容を事前にまとめておく。
長い電話になるようだったら、打合せの時間として事前にアポイントを取る
ぱんダリオンのような電話嫌いがもし相手だったとしても、使い方に配慮すれば信頼関係が増すこと間違いなしです。
まとめ
電話嫌いなぱんダリオンが全く公平ではない視点で電話について考えてみました。
・電話をすぐにかけてくる人は仕事ができない?
・電話をしてくる人が仕事ができないと思われる理由
・電話の最大の問題は?
・電話をかけて嫌われるのはこんな人
・電話話はうまく使えば信頼度が上がる
電話だけではないかも知れませんが、相手に配慮しながら目的に合った使い分けができればとても便利なツールです。
ぱんダリオン自身も電話嫌いでありながら、電話を貰って嬉しい事も多々あります。
今回のまとめがきっかけで電話を上手に使い分け、仕事のコミュニケーションがより円滑になれば嬉しく思います。