ぱんダリオンは過去に仕事で身体を壊した経験から、仕事であっても『同じ時間を過ごすならできるだけ有意義に過ごしたい』と考えています。
仕事だから…と半ば諦めて過ごすのではなく、誰もが有益な時間として働ける世の中ならいいなと思っています。
後半は「合う」を知るにはどうするか考えてみます。
脱サラしして15年、日々それなりに満足を感じながら働いているぱんダリオンが、会社員の頃を思い出しながら自分に「合う仕事」について考えてみました。
目次
「合う」を知るステップ
「合う」を知るにはステップがあります。
- 苦手なこと、嫌なこと、不快なことを知る
- 得意なこと、好きなこと、評価されやすいことを知る
- 価値観を知る
- 必要なことを知る
- ①~④のステップであげたものをそれぞれ優先順位をつける
最初は感情が大きく動いたり、頭に残って離れないことをノートや紙に思いつくまま書き出します。
「会社の同僚と話していて、こんなことが嬉しかった。」
「電車にいた○○な人がとても不快だった。」
とにかく思い付いたことは単語でも、文章でもいいので出てこなくなるまで書きます。
些細な事でいいので心のままに書き出します。
誰に見せる訳でもないのできれいな言葉や文章を書く必要はありません。
①苦手なこと、嫌なこと、不快なことを知る具体的なやり方
前半でも自分に「合う」を知るために、まず苦手なこと、嫌な事、不快な事を出してみることを提案しました。
ちなみに…
・電話(仕事では必要最低限にしたい)
・嘘をつく、騙す、ごまかすこと(仕事であってもやりたくない)
・心身の健康に逆らうこと
・細かい、せっかち、何でも自分でやってしまう
出した内容を見返しながら箇条書きにまとめていきます。
さらに嫌いや不快の度合いが大きい物から順に並べていきます。
②得意なこと、好きなこと、評価されやすいことを知る
苦手な事、嫌な事、不快な事をまとめた物をよく眺めながら、今度はこれを仕事のスキルで得意なことや苦労なくこなせる事などにプラスの表現に変換します。
「◯◯でない」など否定形ではなく、肯定的な表現で表します。
・電話が嫌い
→ メールやチャットは対応力高め
対面で話すことは好き
・嘘をつく、騙す、ごまかすこと
→ 心から思っている事を表現できる
良いと思っている事を人に勧めることができる
・心身の健康に逆らうこと
→ 心身ともに健康だと
前向きパワーがかなり強め
ネガティブな状況への対応力が高い
・細かい、せっかち、何でも自分でやってしまう
→ 丁寧、ミスが少ない、レスが早い、仕事の優先順位をつけて処理できる
短所や苦手な事に比べて、長所や得意な事は自分ではわかりにくいです。
プラスに変換する時は周りから褒められたり、評価されたことを思い出しながら書くと視野が広がります。
③価値観を知る
価値観を知ろうとした時に「必要なこと」が混ざってしまうことがあります。
「一般的に○○だから」「社会的に○○だから」「もう○○歳だから」「家族がいるから」というのは考えずにシンプルに考えます。
・幸せと感じること
・大切にしたいこと
・やりたいこと
・何のために「仕事」をするのか
ちなみにぱんダリオンがそれぞれ一つずつ挙げてみると、
- 幸せと感じること「大切な人とおいしいご飯を食べたり、映画を見たり平和な日常を過ごせる事」
- 大切にしたいこと「自分と自分の周りの人たちの心と体の健康」
- やりたいこと (いっぱいありすぎるので)「自然の豊かな環境で暮らす」
- 何のために今仕事をしているのか「仕事を通して成長する、変化を楽しめる自分になる修行のため」
4つ目の「何のために○○をするのか」は今回「合う仕事」というテーマなので「仕事」にしました。
仕事だけでなく、その他の価値観を知る方法はさまざまありますので、興味のある方は本を読んだり、ネット検索してみてください。
④必要なことを知る
必要なことは現実的に考える必要があります。
大体ではなく具体的な数字であればある程、「合う」仕事と出合う確率が上がります。
〖お金〗
・生活の固定費、家賃、教育費、光熱費、保険など
・遊興費、交際費
・イレギュラーな出費、貯金、積み立てなど
〖時間〗
・勤務時間、残業
・出社orテレワーク
・会議や研修、出張など
・休み(週休〇日、お盆や年末年始の休み)
・家族、友人、パートナーと過ごす時間(毎日、週、毎月…など)
・体のメンテナンスをする時間(運動や整体、人間ドックなど)
・趣味、美容、健康…
〖評価、報酬、地位〗
・年商○○円の会社を経営
・年収○○円
〖人間関係〗
・家族や親類、友人
・仕事での人間関係や人脈 …など
リストアップした「必要なこと」に優先順位をつけ、「最低限必要なもの+心の豊かさや健康を保つために必要なもの」を出します。
⑤ ①~④のステップであげたものの中でそれぞれ譲れないもの、重要なものを把握する
最初は優先順位をつけにくいものがあるかも知れませんが、これをやることで「本当に必要なこと」「あったらいいな/それほど重要でない」「実際にはなくても影響なし」など自分の事がわかってきます。
一般的には必要とされるものが自分も必要だと思ったけど、よくよく考えるとさほど価値のあるものではないかも知れないと気づくこともあります。
1日で書き上げたり1回きりというのではなく、環境が変わったり気持ちの変化がある毎に見直します。
ぱんダリオンは以前はスケジュール帳を買い替えたタイミングで見直していました。
仕事に求める事を明確にする
⑤のステップまで終えたら、仕事に求める「合う」を把握します。
必要な収入を把握する
仕事に求めるもののは人によって違うのですが、共通しているのは生活するために必要な収入を安定して得る必要があることです。
また必要最低限のお金だと満足を感じにくく、突発的な出費があったら家計はマイナスになってしまいます。
ですので「必要なこと」のリストから出した「最低限必要なものにプラスして、心の豊かさや健康を保つために必要なもの」の金額を出します。
収入>『最低限必要な金額+心の豊かさや健康を保つために必要な金額』
を保てるように収入がいくら必要なのか把握します。
「合う」仕事の条件を絞る
①「優先順位苦手な事、嫌な事、不快な事」は絶対にこれだけは嫌だというものは譲歩しない方が良いです。
②「得意な事、努力しなくても評価される事」で挙げたスキルが発揮出来る仕事なら、苦労なく仕事の時間を過ごせ、結果も出しやすいので収入アップにも繋がる可能性が高いです。
③価値観に合う毎日が送れると満足度は上がり、自分に「合う」仕事だと感じやすいです。
④必要なことであげたものを全てを満たす仕事を見つけるのはなかなか難しいので、出来るだけ条件を絞ります。
いずれも優先順位の上位ほど自分にとって重要なことなので選択するときは妥協せずに条件を満たす仕事を探します。
ぱんダリオンの場合は、
『電話がほぼない』『心から良いと思えるものを扱う』『心身の健康を保てる』『成長に繋がる』『時間の自由度が高い』という感じです。
「合う」仕事を見つけるポイント
自分に「合う」という事が何なのかわかっていないと「合う」仕事が見つかりません。
重要なのは自分を知るということです。
さらに経験を重ね、自分の強みがわかってくると、より「合う」仕事に巡り合う可能性が高まります。
5つのステップで自分を知ると、自分で選択したという自覚が出ます。
「やらされている」「誰かがこういったから」などと他責的な思考をしていると、自ら成長の機会を逃して同じような失敗を繰り返します。
「合う」仕事を自ら選択したということや、問題を乗り越え、失敗を糧に出来た自信がさらに仕事のやりがいへと繋がり満足度が増します。
ちなみにマイナス要素>プラス要素の仕事だったら我慢せずに転職を検討した方が良いと思っています。
まとめ
日々仕事を楽しみながら過ごしているぱんダリオンが「合う」仕事について考えてみました。
「合う」を知る5つのステップ
仕事に求める事を明確にする
「合う」仕事を見つけるポイント
ぱんダリオンが好きな事を仕事にしているのは結果です。
恐らく好きな仕事をに就いている人のほとんどが失敗と成功を繰り返し、スキルを磨き、評価されるようになった結果「好きな仕事」だと言えるようになっているのではないかと思います。
自分を知ることで「合う」仕事に巡り合い、仕事の時間を楽しく過ごす方が一人でも多くなれば嬉しいです。