ぱんダリオンは職業柄お客様から仕事の話を聞く機会も多いのですが、どちらかと言えばネガティブな内容がほとんどで仕事を楽しんでいる方は少数派だなと感じます。
周りの友人、知人を含めても「仕事でこんなに楽しいことがありました!」というのは滅多に耳にしません。
そんな時にいつも感じる違和感があります。
『人生の三分の一を占めている時間を「そんなもんだ」と諦め、仕事を楽しむ方法を考えもせず過ごすのはどうなんだろう?』
ぱんダリオンは自身が過去に仕事で身体を壊した経験を持つため『同じ時間を過ごすならできるだけ有意義に過ごしたい』と考えているからです。
脱サラしして15年超、日々それなりに楽しみながら働いているぱんダリオンが、会社員の頃を思い出しながら「合う仕事」について考えてみました。
目次
「合う仕事」とは?
まず一般的に「合う仕事」とはどんな仕事なのか、ぱんダリオンの個人的な考えだと意味がないのでここはGoogle先生に力をお借りして調べてみます。
- 強み(知識やスキル)を活かせる
- 人よりも成果が出せる
- ストレスが溜まらない
- 社風が合っている
- やりがいがある
- 成長できるか
ぱんダリオンの「合う」とは微妙に異なる部分もありますが、まずは納得の結果でした。
「合う仕事」を探して就活していました
例えばぱんダリオンが以前就活していた頃にどのような会社を探していたか思い出します。
・経営の安定したもしくは今後も成長する会社
・できるだけ大手の名前の知れた会社
・好きな(興味のある)業種、職種
・通勤は自宅から一時間以内
・休みがとりやすい
・月収◯円以上
・人間関係が良好
・厳しいノルマがない ・・・等々
たくさんの条件を上げていました。
ただこれらは一般的にこういう会社が良いと評価されるものや、自分に都合の良い条件で、ぱんダリオン自身が本当に求めているものとは違っていました。
しかも条件をみかえしてみると、これらにプラスして自分に「合う仕事」がある会社に巡り合うのは簡単ではないなと気づきます。
でも当時は疑問にも思っていなくて「何か自分が求めている物とは違う。」と感じ始めたのは20代終盤に差し掛かった頃です。
ちなみに現時点で認識しているぱんダリオンの「合う」仕事とは、
「心身ともに健康に過ごせる」「仕事を通して成長できる」ものです。
「合う」を探すから見つからない
アルバイトや契約社員、正社員等いくつかの働き方で十数社で勤めた範囲ではありますが、ぱんダリオンの希望通りの会社はひとつもありませんでした。
当たり前ではありますが、どんな有名企業でも、素晴らしい経営者が居ても、雇用者にとって100%満足いくというのは無に等しくく、ひとつやふたつ…合わないことがあるのが普通です。
例えば 家族や友人でも合う人と合わない人がいますよね。
『比較的気が合う人』
『合わない部分があるけど好きな部分が多い人』
『全く合わなくて顔も合わせたくない人』
近しい人であっても自分と100%合う、嫌なところが一つも無いという人は居ないのではないでしょうか。
身近な家族や友人ですら「合う」「合わない」があるのに、仕事に置き換えると「自分に合う会社があるでは…」と探してしまうというのが無理難題です。
会社でも人でも必ずプラス面とマイナス面があります。
『自分にとって完璧に「合う」会社は無いのが当たり前』という事を認識する必要があります
自分の事がわからないと「合う」は見つからない
ぱんダリオンは子供の時から「自分がどうしたいか」を考える事はほとんどなかったように思います。
学校では「協調性」「社会性」を求められるので、「怒られないように」「はみ出さず」「目立たず」「誰とでも仲良く」学生時代を過ごしていました。
そうして「社会的に」「一般的に」「普通は」という大多数の人が良いという事 = 自分の目標になっていました。
でも社会に出たとたんに一人の人間として評価され、自分の考えや意見、目標を求められるようになります。
何か決断や判断する時に自分の考えの軸がないとどうしたらいいのか迷ってしまいます。
得意な事、評価される事、好きな事、苦手な事
他の人と比較して特徴のある事、価値観、意見、目標等…
自分の事がわからないと自分に「合う」こともわかりません
まずは嫌な事、不快な事を知る
『得意な事、好きな事、他の人と比べて特徴のあることはなんですか?』
最初の内はぱっと思いつかない人も多いのではないでしょうか?
ぱんダリオンもそうですが自分の事はわかっているようで意外とわかりません。
そんな時にやってみることは嫌いなこと、苦手な事、不快な事などを知ることです。
ポジティブな事は思いつかなくても、ネガティブな事はわりと簡単に認識しやすいです。
ぱんダリオンの場合は仕事を辞めてから気づいたのですが電話が嫌いです。
どちらかというと電話対応は下手な方ではありません。
言葉遣いや対話も問題なく、どちらかというと丁寧で評価もされていたと思います。
でも一番はじめに身体に出たストレス反応は耳でした。
いつも受話器を当てる側の耳が聞こえなくなり、やっと嫌だったと気づきました。
ストレスを感じていたのはもちろん気づいていましたが、身体に出た時に初「仕事の電話は出来るだけ避けたい」「嫌い」だと気づきました。
上手くできていても、本当は「嫌い」「不快」なことがある
まずは自分の嫌い、苦手、不快なことを知る
辞めるという選択もあり
「嫌い」「不快」「継続してストレスを感じる」なら仕事を辞めるのもありだと思います。
「新しい仕事が見つからないかも知れない」
「今よりいい会社が見つからないかもしれない」
不安はあるかも知れませんが、今の会社で不満やストレスを抱えたまま過ごすよりは新しい環境の方が能力を発揮できるかも知れません。
思い切って踏み出せばチャンスは生まれます。
一歩踏み出したら「せっかく思い切ったんだから、前よりいい出会いを掴もう!」と全力で頑張ってみて欲しいです。
もし残る選択をするなら、
今の仕事が自分にとってベストだと認識し直して、現状をより良くする努力をすればいいだけです。
新しい一歩を踏み出すか、現状をより良く過ごすか。
いずれにしても自分の選択次第ですし、選択できるのは自分だけです。
辞めるか真剣に考える必要がある時
ぱんダリオンのお客様や友人でも仕事が原因で鬱になったり、難聴やストレス性蕁麻疹、脱毛などを患ってしまった方は少なくありません。
ぱんダリオンがお客様から長期間に渡り、繰り返し会社の不満や愚痴を聞いた時には「嫌な仕事、ストレスいっぱいで月曜が憂鬱になるような職場は辞めた方がいいのでは?」とお伝えします。
そうすると
「辞める選択を考える人」
「愚痴を言って発散したいだけだから聞いて欲しいという人」
「その後愚痴や不満が少なくなっていく人」
大体この3パターンに分かれます。
いずれにしても自分がなぜ愚痴を言うのかわかれば、捉え方を変えたり、消化する方法がわかるようになります。
これだけ失業率の低い日本で「会社は嫌でも、ストレスや不満が多くても働き続ける」というのが不思議です。
昔は「入社したら3年は頑張れ」とか「5年しないと会社の良いも悪いもわからない」と良く先輩方に云われましたし、ぱんダリオン自身も実際そう考えていた時期もありました。
ただ人生の3分の1を占める仕事時間を身体を壊してしまうような職場で過ごすよりも、辞めて新しい環境に進めば良いのではと心から思っています。
仕事は辞めてもいいと思いますが「どこで働いても続かない」「誰と働いても不満ばかり」だと生活だけでなく精神的にも不安定になりやすいです。
あまりにも同じパターンを繰り返す場合は専門のエージェントやカウンセラーなどに相談するなど別の対策を考える必要があります。
まとめ
脱サラしして15年、日々それなりの満足を感じながら働いているぱんダリオンが、会社員の頃を思い出しながら自分に「合う仕事」について考えてみました。
・「合う仕事」とは?
・「合う仕事」を探して就活していました
ぱんダリオンがどんな会社で働きたかったか
仕事が楽しくないのは当たり前?
・ぱんダリオンがどんな会社で働きたかったか
「合う」を見つけようとするから見つからない
・自分の事がわからないと「合う」は見つからない
・まずは嫌な事、不快な事を知る
辞めるという選択もあり
辞めるか真剣に考える必要がある時
「合う」仕事だけでなくプライベートな事でも共通する内容だな、とまとめていて思いました。
後半は「合う」を知る方法、「合う」仕事について考えてみます。